AG処理とは、ガラス表面の凹凸を付けることで、入射光を乱反射させる加工法で、
ガラスの光の流入を抑制することができる技術になります。
こちらの記事では、そのような、AG処理の特徴と製品事例をご紹介いたします。
AG処理とは
AG(Anti-Glare)処理とは、ガラス表面に凹凸を付け、入射光を乱反射させる加工法です。
鏡面への光の侵入(正反射光)を抑制することで、製品に防腐性や耐擦傷性を付加することができます。
また、AG処理後も一般のガラスと同じく、切断、穴あけ等の加工が可能です。
但し、光の反射を抑え、画像がくっきりと見えるようにするため、光の反射率と透過率という相反する条件が必要になります。
AG処理のメリット
AG処理のメリットは、主に3つあります。
1つ目は、照明や太陽光などの写りこみを軽減できる点です。
ガラス表面に微細な凹凸を形成することで反射光を拡散できるため、光の写りこみを軽減できます。
2つ目は、電子機器のパネル等の反射を抑制することで目が疲れにくくすることができる点です。AG処理を行うことでパネルの画面の見え方が鮮明になり、目に優しくなります。
3つ目は、パネルやガラスに接触した際に、指紋が付きづらく指の滑りが良くなる点です。
加飾技術ナビによるAG処理の製品事例
カーナビゲーション用カバーガラス
こちらは、欧州向けカーナビゲーションの最表面に使用されるカバーガラスです。
ガラス材のままでは光の反射などにより視認性が要求品質を満たせませんので、AG(アンチグレア)処理を行い光の反射をコントロールし、カバーガラスに要求品質を満たす視認性を表面ガラスに付与いたしました。
AG処理のことなら加飾技術ナビにお任せください!
今回はAG処理についてご紹介いたしました。
AG処理をすることで、鏡面への光の侵入(正反射光)を抑制することで、製品に防腐性や耐擦傷性を付加することができます。
加飾技術ナビでは、VA・VE提案、工法転換提案など、様々な提案を行っており、また試作から量産までワンストップ対応が可能です。
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