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ホットスタンプの特徴と製品事例

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ホットスタンプは、平面や曲面の一部に金属箔の装飾をし、印刷の難しい素材にも印刷をすることができる工法です。例えば、PCに貼ってある反射シールにも採用されています。

こちらの記事では、そのようなホットスタンプの特徴と実際の製品事例をご紹介いたします。

ホットスタンプとは

ホットスタンプとは、金属のような光沢を装飾する事ができる「箔押し」と呼ばれる印刷技術で、「金箔」や「銀箔」など、光沢のある箔(加飾シート)を熱圧着してプリントする方法です。様々な素材に装飾が可能で、低コストで製品の高級感を演出することができ、他社との差別化に繋がります。

このホットスタンプの工法は、最初に転写させたい絵柄の金型を作成し、金型と印刷物の間に箔(加飾シート)を敷き、高温の熱と圧力で金型を上から押し込みます。箔(加飾シート)の表面には、粘着材がひかれており、加熱した凸版などが接触する事で製品に転写します。ちなみに、箔押し加工に必要な温度帯は、印刷対象にもよりますが、100度~170℃にもなります。

ホットスタンプのメリット

ホットスタンプには主に下記3つのメリットがあります。

①乾燥工程が短い

 塗装などに使われるインクと比較して、箔(加飾シート)の乾燥は時間が短いため、リードタイムの短縮に貢献できます。

②生産効率が高い

 様々な色の組み合わせ(多色印刷)を1工程で仕上げられるため、生産効率が高いです。

③意匠性が高い

 金属の様な光沢を装飾できます。

加飾技術ナビによるホットスタンプの製品事例

2色成形+耐久性を上げるホットスタンプ加工

こちらは、車載センターコンソールダイヤルの加飾事例です。

製造工程は、2色成形+マット調メッキ加工+耐久性を上げるホットスタンプ加工です。

耐久性を上げるために、天面に透明の耐久性の高い泊をホットスタンプしています。

>>製品事例の詳細はこちら

ホットスタンプのことなら加飾技術ナビにお任せください!

今回はホットスタンプについてご紹介いたしました。

ホットスタンプは、印刷が難しい素材に印刷ができ、金や銀も装飾することができる技術です。

加飾技術ナビでは、ホットスタンプの他にも様々な加飾の実績がございます。ホットスタンプを始めとした加飾に関することでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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