メタリック樹脂成形は、塗装せずにメタリック色調の樹脂成形品を得ることができる加飾工法です。こちらの記事では、そのメタリック樹脂成形の特徴と製品事例をご紹介いたします。
メタリック樹脂成形の特徴
私たちの身の回りには、高級感をデザインするためにメタリック調の製品が使用されています。
メタリック調を意匠する方法としては、成形後に塗装やめっきをする方法が一般的ですが、作業工程が増える分、製造コストがかかります。また、使用中に塗装やめっきが剥がれるといった問題もありました。さらに最近のSDGSの流れで、特に塗装は、溶剤を使用するため、VOCの発生問題やリサイクルができない、といった環境負荷の点にも注目が集まっています。
一方、今回ご紹介するメタリック成形は、着色した材料を射出成形で製作するという工法なので、金型から取り出した段階でメタリック調を表現することができます。その後の、塗装工程が不要なため、製造コストが下がり、環境にも優しい工法です。ウェルドや流れ模様、使用中の剥がれといったことも発生しません。
メタリック樹脂成形の製品サンプル
浴室内の棚
こちらは、浴室内壁面に取り付ける棚です。
本事例は、ABS樹脂に対して塗装をしていますが、メタリック成形での対応も可能です。用途によって、メタリック成形のメリットを活かした採用実績がございますので、当社にご連絡ください。
メタリック樹脂成形の類似加飾工法「原着成形」の概要と採用事例を1冊にまとめた資料を無料プレゼント!
こちらの記事でご紹介いたしました「メタリック樹脂成形」と似た工法に「原着成形」という加飾工法があります。原着成形は、メタリック色やピアノブラック色に着色された樹脂材料を成形加工する技術です。塗装などの2次加工なしで高いデザイン性を実現することができます。
その「原着成形」について1冊にまとめた資料を無料でダウンロードいただけます。
メタリック樹脂成形のことなら、加飾技術ナビにお任せください!
今回はメタリック樹脂成形についてご紹介いたしました。
加飾技術ナビでは、メタリック樹脂成形に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、メタリック樹脂成形以外にも、様々な加飾工法の実績がございます。
メタリック樹脂成形をはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!