「加飾でピアノブラック調を実現したい」というご要望をいただきます。そこで、こちらの記事では、ピアノブラック調を実現するための加飾工法をご紹介いたします。
ピアノブラック調を実現するための加飾工法
ピアノブラック調を実現するためには、主に「塗装」と「原着成形」という工法があります。
塗装
塗装には以下のようなメリットがあります。
・様々な材料に対応することができる
・塗装の塗膜が保護層の役割を果たし、外的環境による影響・劣化を少なくすることができる
ただし、ピアノブラック系はクリア塗装となるため、異物などが非常に目立ち、高難易度な二次加工となります。そのため、歩留まりが悪くなる傾向があります。また、メッキなどの工法と比較すると生地との密着が弱い傾向があります。
原着成形
原着成形は、成形材料自体にピアノブラックの色を着色することで、成形段階でピアノブラック調の外観が完成するため、塗装などの工程を削減する事ができます。また、塗装時の異物やゆず肌などの、クリア塗装にて問題となることがないため、歩留まりが向上する傾向にあります。
ピアノブラック調の製品事例
大型パネル
自動車の液晶パネルの外枠等、高級感や高輝度のデザイン性を実現したい場所に原着成形のピアノブラックが採用されています。原着成形工法の場合、塗装工程などの二次加工が必要なくなることもありますので、リードタイムを短縮することができます。
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今回は、加飾でピアノブラック調を実現するための工法についてご紹介いたしました。
当社では、ピアノブラック調の表現に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、ピアノブラック調以外にも、様々な加飾工法の実績がございます。
ピアノブラック調をはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!