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PC(ポリカーボネート)へのめっき

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加飾技術ナビを運営するアトライズヨドガワでは、様々な樹脂への加飾実績があります。その中でこちらの記事では、PC(ポリカーボネート)へのめっきについて、特徴と実際の製品事例をご紹介いたします。

PC(ポリカーボネート)とは

ポリカーボネートは、熱可塑性のエンジニアリングプラスチックです。

透明性が高く、耐衝撃性に優れているのが大きな特徴で、耐候性や加工性の高さ、自己消火性、吸水性が低いことによる寸法精度の高さなどのメリットをもっています。

一方で有機溶剤や界面活性剤に弱く、割れや変形などを起こす応力腐食性をもっているのがデメリットです。カメラや眼鏡のレンズ、DVDの基板、車のヘッドランプ、防弾素材などに用いられます。

樹脂(プラスチック)めっきについて

樹脂へのめっきは、非導体である樹脂成形品に特殊な表面処理加工を施すことで、導体化し、電気めっきにより、金属を樹脂成形品上へ被覆する技術です。

日常でも見られるめっき色のニッケルクロムめっきや、色合いはステンレスによく似たシルバー色で、複雑な形状でも均一にめっきができるスズとコバルトの合金めっきなど、さまざまな処理が可能です。

樹脂にめっきを行うことで、外観は、金属製品でありながら、軽量化やコストダウンを実現することができます。めっき処理を行うことで、高い装飾性やデザイン性を得ることができ、樹脂そのままの状態と比較すると耐熱性や耐摩耗性なども向上します。

非導体である樹脂成形品を導体化するためには以下の工程が必要になります。

1.エッチング処理

エッチング処理は表面処理の一種で、薬液の腐食作用を利用して、素材表面を粗化して次工程の表面処理を付きやすくしたり、いらない部分を排除したりするための方法として用いられます。

樹脂に電気めっきを施すためには無電解ニッケルめっきや無電解銅めっきを下地としてまずつける必要があるため、この処理では無電解めっきの核となる触媒を樹脂成型品に埋め込むための穴を開ける処理を行います。

2.キャタリスト処理

キャタリストとは触媒のことを指します。触媒とは化学反応を促進させる化学物質のことで、この触媒を樹脂成型品に埋め込み、無電解めっきを施します。こうした、触媒を母材に埋め込む作業をキャタリスト処理といいます。

3.無電解めっき

電気を使わないため、導電性の低い、もしくはない物質に対してめっきを施すことができます。析出されためっき層であるニッケルや銅は導電性が高い金属なので、その上からであれば、樹脂成型品に導電性の高い金属製品のように電気めっきができます。

4.電気めっき

最後は電気めっきの工程です。通常の電気めっきと同様にめっき処理を行います。

PC(ポリカーボネート)へのめっき事例

車載センターコンソールダイヤル

PC(ポリカーボネート)へのめっきのことなら、加飾技術ナビにお任せください!

今回は、PC(ポリカーボネート)へのめっきについてご紹介いたしました。

当社では、PC(ポリカーボネート)へのめっきに関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、PC(ポリカーボネート)以外への材質、めっき以外の加飾工法など、様々な樹脂への加飾実績がございます。

PC(ポリカーボネート)へのめっきをはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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