加飾技術ナビを運営するアトライズヨドガワでは、様々な樹脂への加飾実績があります。その中でこちらの記事では、PET(ポリエチレンテレフタレート)への塗装について、ご紹介いたします。
PET(ポリエチレンテレフタレート)とは
PET(ポリエチレンテレフタレート)とは、テレフタル酸とエチレングリコールが主成分の樹脂です。代表的なもの例として、ペットボトルに使用されています。
PETには以下の特徴が有ります。
▼長所
加工性が良い
耐水性がある
薬品に強い
透明性がある
耐熱・耐寒性がある
燃やせる
▼短所
加水分解を起こしやすい
耐熱性が低い
有機溶剤や無機酸などのアタックに弱い
耐熱、耐寒性に優れており、軽量であることなどから、フリースの材料としても活用されています。
樹脂(プラスチック)塗装について
樹脂製品に塗装を行う目的としては、樹脂の外観面に様々な色彩や、ツヤ感などを与えて高級感を持たせ、成形工程だけでは実現できないデザイン性を樹脂に持たせることです。
通常、樹脂の塗装には常温乾燥の2液硬化型ウレタン塗装を行います。常温乾燥のため、変形なども起きにくく、さらに塗装膜が硬化すると、樹脂自体の保護する効果もあるので、塗膜の保護により、製品寿命の拡大も期待できます。
PET(ポリエチレンテレフタレート)への塗装事例
車載オーディオコントロールスイッチ
こちらは、車載オーディオコントロールスイッチを、PC成形+フィルム加工+PC成形+クリア塗装で加飾した事例です。
奥行感と上下の部品形状を表現するため、部品仕様 ① 【外観側】に【シート】をインサート成形 ② 【外観側】にクリア塗装(20μ) ③ 【外観側】と【フック・リブ側】を接着の工程での仕様となっています。事例はPC(ポリカーボネート)ですが、PET(ポリエチレンテレフタレート)への加飾も可能です。
PET(ポリエチレンテレフタレート)への塗装のことなら、加飾技術ナビにお任せください!
今回は、PET(ポリエチレンテレフタレート)への塗装についてご紹介いたしました。
当社では、PETへの塗装に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、PET以外への材質、塗装以外の加飾工法など、様々な樹脂への加飾実績がございます。
PET(ポリエチレンテレフタレート)への塗装をはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!