加飾技術ナビを運営するアトライズヨドガワでは、様々な樹脂への加飾実績があります。
その中でこちらの記事では、PMMA(アクリル樹脂)へのフィルムインサートについてご紹介いたします。
PMMA(アクリル樹脂)とは
PMMA(アクリル樹脂)とは優れた透明性と耐衝撃性の特徴を併せ持ったプラスチックの一種です。
ポリカーボネートや透明ABS樹脂と比較しても最も透明度が高く、さらに耐衝撃性に優れた特性があることから、水族館の巨大水槽や、自動車ヘッドライトの透明カバー、メガネのレンズ等様々なシーンで利用されております。
その他にも、
・ガラスと比較して衝撃に強く、衝撃を加えても飛散しにくい
・軽量である
・加工自由度が高い
といった特長があります。
一方、
・熱に弱い
・耐候性に弱く、紫外線を浴び続けると黄変・白濁する
といったデメリットもあります。
樹脂(プラスチック)へのフィルムインサートについて
フィルムインサートは、成形金型で樹脂の成形を行う際に、成形金型内に加飾されたフィルムを挿入し、樹脂の硬化(冷却)時にフィルムの密着を行う工法です。
通常であれば、成形⇒加飾と2工程かかっていた生産工程が、1工程で完了するため、L/T短縮、歩留まり改善できます。
その他にも、
・成型品に多少凹凸があっても加飾を行うことができる
・加飾シートが成形品表面に密着し保護層となるため、耐摩耗性が向上する
・位置合わせの精度が、パッド印刷やシルク印刷と比較すると高くなる
・成形が終わると加飾も行われているため、リードタイムの短縮に繋がる
・工程数自体が減るため、歩留まり改善が期待できる
・工程数が減ることで生産コスト削減が期待できる
といった特長があります。
PMMA(アクリル樹脂)へのフィルムインサートのことなら、加飾技術ナビにお任せください!
今回は、PMMA(アクリル樹脂)へのフィルムインサートについてご紹介いたしました。
当社では、PMMAへのフィルムインサートに関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、PMMA以外への材質、フィルムインサート以外の加飾工法など、様々な樹脂への加飾実績がございます。
PMMA(アクリル樹脂)へのフィルムインサートをはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!