デザイン研磨を施すことで幅広い意匠デザインや機能を付与することができ、差別化を図ることができます。こちらの記事では、そのようなデザイン研磨の特徴と製品事例をご紹介いたします。
一般的な研磨とデザイン研磨の違い
一般的な研磨は、材料の表面を磨き、滑らかな状態へ加工します。表面の凹凸を少なくし、光沢のある状態へ仕上げます。
一方、デザイン研磨は、磨く研磨加工とは逆で対象物にキズを付けて意匠性を付与します。
デザイン研磨の特長
デザイン研磨は、金属の質感を生かしながら意匠性(デザイン)を付与します。平面的な板を研磨することで深さや奥行き等、広がりのある感じに仕上げることができ、また、光の当て方で見え方が変わるため、商品に動きを加えることも可能です。
ヘアライン加工やスピン加工など、お客様のご要望に対して様々なデザイン研磨を組み合わせて提案いたします。
デザイン研磨の製品事例
SUSへの複合柄加飾
こちらは、車載向けSUS材に対してヘアライン加工・ショットブラスト・鏡面加工等、複合 デザイン研磨を施した製品です。
複合研磨に使われる、マスキングや位置決めの知見と、研磨や薄肉材へのショットブラスト等による加飾技術が必要な事例です。
具体的には、各柄の工程の間にはマスキング工程があるため、位置決めの精度が必要です。また、柄と柄のラインについて鏡面部分を保つため、マスキングの材質を工夫しています。さらに、ショットブラスト加工は通常、1.0t以上の厚みが必要ですが、本事例では0.8tの薄肉のSUSにショットブラストによる柄をつけています。
3Dスピン柄・3Dスピンライン柄
こちらは、板材にデザイン研磨を施した製品を動画で撮影したものです。
光を当てると、立体的な模様が浮かびます。
是非ご覧ください。
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デザイン研磨のことなら加飾技術ナビにお任せください!
今回はデザイン研磨についてご紹介いたしました。
加飾技術ナビでは、デザイン研磨に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、デザイン研磨以外にも、様々な加飾工法の実績がございます。
デザイン研磨をはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!