「加飾で製品に奥行き感を付与したい」というご要望をいただきます。そこで、こちらの記事では、奥行き感を付与するための加飾工法をご紹介いたします。
奥行き感を付与するための加飾工法
奥行き感を付与するためには、主に「インモールド成形」と、「フィルムインサート成形」という工法があります。
インモールド成形
インモールド成形とは印刷を施したフイルムを成形金型内に挿入し、射出成型時に成型生地にフィルムの加飾部分を転写する工法です。
フイルムに透明UV層も加飾することで、保護層となって転写されるため、成形後の二次加工を省くことができ、リードタイムの短縮を実現できます。
フィルムインサート成形
フィルムインサート成形とは、加飾が行われたフィルムを成形金型内に挿入し、フイルムごと成形品に密着させる工法です。
フイルムが保護層の役割も果たすことから、インモールド成形と同様、成形工程のみで加飾まで完結した製品を製作することが可能です。
奥行き感を実現した製品事例
こちらは、日系大手自動車メーカーにおける自動車用シフトレバー下部パネルの加飾事例です。
裏面加飾という工法を利用することで、樹脂の厚み分の奥行き感を表現しています。
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今回は、加飾で奥行き感を付与するための工法についてご紹介いたしました。
当社では、奥行き感の表現に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、奥行き感を付与する以外にも、様々な加飾工法の実績がございます。
加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!