加飾技術ナビを運営するアトライズヨドガワでは、様々な樹脂への加飾実績があります。その中でこちらの記事では、PCABS(ポリカABS)への塗装について、特徴と実際の製品事例をご紹介いたします。
PCABS(ポリカABS)とは
ポリカABSとは、PC(ポリカーボネート)にABS樹脂を混ぜ合わせたプラスチック材料のことです。
双方の材料の長所を兼ね備えた材料となり、難燃性・絶縁性に優れた材料として利用されております。材質色は黒になり、耐衝撃性に於いても優れた特性を有しています。また、ABSにブタジエンが含有されていることもあり、メッキ加工も可能な材料です。
樹脂(プラスチック)塗装について
樹脂に塗装を行うには、2液硬化型ウレタン塗料を用いて塗装を行い、常温から80度にて乾燥を行います。
PCABS(ポリカABS)への塗装事例
車載部品のパワーシート
こちらは、車載部品のパワーシートに、ダイレクトUVクリア塗装した事例です。
お客様から、部品の製作費を抑えると同時に、見た目は高級感を出したい、というご要望をいただきました。
そこで、PC/ABSの黒色生地にダイレクトにUV硬化性のクリア塗料を塗布して、ピアノブラック塗装の様なツヤ感を出し、色は成形品の生地色をそのまま利用することでピアノブラック調を再現するという加飾方法を提案いたしました。
PCABS(ポリカABS)への塗装のことなら、加飾技術ナビにお任せください!
今回は、PCABS(ポリカABS)への塗装についてご紹介いたしました。
当社では、PCABSへの塗装に関して、試作から量産までワンストップ対応が可能です。また、PCABS以外への材質、塗装以外の加飾工法など、様々な樹脂への加飾実績がございます。
PCABS(ポリカABS)への塗装をはじめ、加飾に関してお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!