車載部品のパワーシート(ダイレクトUVクリア塗装)
事例概要
工法 | 塗装 |
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業界 | 自動車・CASE |
母材 | PCABS(ポリカABS) |
用途 | 車載内容パワーシート意匠パネル |
サイズ | 約18.5×6.5×5.5mm |
納期 | 金型製作期間40日+部品生産日数10日間 |
年間数量 | 年間150,000set ほど(L/R) |
特徴
こちらは、車載部品のパワーシートの加飾事例です。加飾工法は、ダイレクトUVクリア塗装となります。
お客様から、部品の製作費を抑えると同時に、見た目は高級感を出したい、というご要望をいただきました。
高級感を出す方法として、一般的にピアノブラック塗装を使用することが多いのですが、その場合、生産の歩留まりが悪く、コストが上がってしまいます。
そこで当社が提案したのは、PC/ABSの黒色生地にダイレクトにUV硬化性のクリア塗料を塗布して、ピアノブラック塗装の様なツヤ感を出し、色は成形品の生地色をそのまま利用することでピアノブラック調を再現するという加飾方法を提案いたしました。
これにより、UVがハードコートの役割を果たしているので2液塗料などと比べて物性も上がるメリットもあります。
また塗装歩留まりを上げるためにワークへのコンタミ除去ノウハウにより高歩留まりを実現させています。
加飾技術ナビを運営する株式会社アトライズヨドガワでは、車載部品を始め、住宅設備等、様々な部品の加飾を行って参りました。
お客様の製品に最適な加飾のご提案を致しますので、樹脂部品への加飾加工はぜひ当社までご相談くださいませ。