メーターリング(蒸着+塗装)
事例概要
特徴
こちらは、車載用のメーターリングにシルバー蒸着とつや消し塗装を行った事例です。
メーターのディスプレイに反射映り込みがあり、その反射を消したいというご要望でした。
同時に、反射しないようにはするが、外観部であるリング部分には黄色味のある金属調にしたい、というご希望もございました。
当初、対応として側面つや消しと天面シルバー蒸着の2部品をASSYする形で検討しておりましたが、外観部品のためより見栄えを意識したい上にメーター構造上成立しないこともあり、1部品でつや消し塗装とシルバー蒸着を行う必要がありました。
このような1部品で異なる工法や色調表現をする際に見切りの問題がよく話題になりますが、当社では塗装冶具に技術力がある協力会社様と進めることで、お客様のご希望通りに蒸着と塗装の加飾を実現できました。
より具体的にお伝えすると、製品の成形後に全体にシルバー蒸着を行い、天面を冶具でカバーした状態で側面部につや消し塗装を実施いたしました。
このように塗装する際、毛細管現象によって冶具の隙間にも塗装が入り込み、シルバー面にも黒色のつや消し塗装が侵食する恐れがありますが、冶具の精度に自信のある協力会社様と実施することで、入り込みを抑えました。
この事例のように、加飾技術ナビを運営するアトライズヨドガワでは、様々な協力会社様と共にお客様のご要望にお応えした加飾実績が多数存在いたします。
蒸着や塗装に限らず、ものづくりでお悩みがある際は加飾で解決することもあるかと思いますので、ぜひ当社まで、お問い合わせください。