ロボット掃除機センサーキャップ
事例概要
特徴
こちらは、家電メーカー様が取り扱われているロボット掃除機の部品です。
射出成形後、ホットスタンプをいたしました。
ご依頼いただいた当初は、ロボット掃除機も市場に少なく、最先端家電のひとつでした。お客様の内製検討もございましたが、白色材の成形とホットスタンプから、どうしても歩留りが悪い想定になり当社へご相談いただきました。部品の位置が商品の顔にもなる箇所にあり、非常に高い意匠性が要求される部品でした。形状的には薄肉円状に丸穴と、反意匠側には補強リブもございました。
本部品は、射出成形でのヒケ・ウェルド、形状要因での発生事項を如何に抑止するかという点が課題でした。
また、材料色からも異物や色ムラなども目立ってしまうところもあり、さらに言えばホットスタンプという加工から歩留りを更に悪化させてしまう可能性がございました。そこで、当社に在籍する成形技術認定者とも協議の上、金型設計から流動を良くするための加工を施し、成形条件では理論と実地条件を見極め、最適条件を見出しました。その結果、お客様がご要求される意匠を明確にして、成形条件幅を抽出致しまして管理する事に成功。ホットスタンプにおいては、管理手順書を設けて忠実に安定した意匠仕上がりを再現しています。また、止むを得ず成形材料自体に異物混入してしまった際のためにも、ホットスタンプの治具設定の際に加工工数内での外観全数確認をする事で、コストを上げる事無く流出防止にもつなげております。
このように、当社では成形段階から加飾まで一気通貫で対応可能です。
新商品の開発から量産まで、お気軽にお問い合わせください。