裏印刷+表ダイレクトUV塗装
事例概要
工法 | スクリーン印刷 / 塗装 |
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業界 | 自動車・CASE |
母材 | PMMA |
用途 | 車載ヒーターコントロールユニットボタン |
サイズ | 約115*20*2mm |
納期 | 金型製作期間40日+部品生産日数15日間(Assyは別) |
年間数量 | 年間24,000setほど |
特徴
こちらは、車載部品の車載ヒーターコントロールユニットボタンの加飾事例となります。
今回の加飾工法は裏面印刷+表ダイレクトUV塗装となります。
顧客の要求はガラス+AG/ARの再現でした。具体的には、ディスプレイの両脇にボタンがつくため、ディスプレイが消えている時の見栄えを統一したいというご要望でした。
こちらを完璧に再現するのが難しいのため、印刷側で構成する黒色の選定を何種類かインクを変えて試作を行い、Lab測定で近いものを顧客と選定し、表側のUV塗装のクリア塗料とマット塗料を配合することで、見栄えを調整していきました。製品としては裏面印刷でボタンの文字やマークを作成、表側はダイレクトUV塗装になっており、バックライトで文字意匠部が光る仕様となっています。
裏面印刷の構成としては5工程が行われています。
①工程目:抜き文字黒(ここで文字などの意匠輪郭を作る)
②工程目:隠蔽抜き文字黒(1工程目の印刷の隠蔽性高める目的)
③工程目:インジケーター部ブラックアウトスーモク印刷(画像②のオレンジ色発行部分)
④工程目:文字照光部白押さえ(①で作った文字に色付け)
⑤工程目:文字照光調光用白押さえ(これはバックライトで光らせた時にLED位置などで光が強い部分が出て意匠を見た時に明るい部分が生まれるため、均一に光らせるための印刷で調光している)