カーナビゲーション用カバーガラス
事例概要
特徴
こちらは、欧州向けカーナビゲーションの最表面に使用されるカバーガラスとなります。
欧州では質感の面で樹脂よりもガラスのカバーが好まれる傾向があり、品質面でディスプレイの視認性に関わる光学特性が求められました。
また、車内での使用になりますので朝・昼・晩問わず、直射日光が当たる場所、当たらない場所のどちらでも一定の視認性が要求される加飾事例でした。
ガラス材のままでは光の反射などにより視認性が要求品質を満たせませんので、AG(アンチグレア)処理を行い光の反射をコントロールし、カバーガラスに要求品質を満たす視認性を表面ガラスに付与いたしました。
また、このAG処理では専用の薬液を大判のガラスに吹き付ける工法を採用し、加工効率を上げることで低コスト化を実現出来ました。
なお本部品はデザイン性が求められるため、異形形状で加工しベゼル部を黒色のスクリーン印刷で仕上げることで、ガラスの素材感と黒色のシックな色調による高級感をユーザーに抱いていただける仕上がりとなっております。
このように、お客様の要求品質、要求デザインに対して視認性とデザイン性を両立させる加飾工法についてお悩みの際は、ぜひ加飾技術ナビまでご連絡ください。