裏面(コア側)シートインサート成形
事例概要
工法 | フィルムインサート |
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業界 | 自動車・CASE |
母材 | PC(ポリカーボネート) |
用途 | 車載ヒーターコントロールスイッチ |
サイズ | 約20*20*20mm |
納期 | 金型作成期間40日+部品生産日数20日 |
年間数量 | 20,000 |
特徴
今回の加飾事例は車載ヒーターコントロールスイッチの事例となります。
加工工程としては、金型コア側へのシートインサート成形です。
今回顧客が求める特徴としては、コントロールとしての耐久性と奥行感です。この2つのリクエストをクリアする為に、弊社は裏面からのシートインサート成形の加工方法を提案し、受注をいただきました。ボタンの文字剝がれ対策として、ボタンの表面には透明樹脂のシールドを使用しており、表面と直接接触することを防げます。こちらの事例のように、裏面形状がフラットでない部品に対して裏印刷表現を可能にしたものとなります。また、今回の部品はサイズが小さいため、試作時に裏面への樹脂回り込みや、形状・取り数などによる±0.5mmの意匠ズレの問題が発生していました。加飾技術ナビに在籍する成形技術認定者とも協議の上、金型設計から流動を良くするための分析を行い、シートとコアのクリアランスを詰めることで改善できました。