製品事例

今回の事例は、車載ヒーターコントロールスイッチの加飾事例となります。
加工工程としては、金型キャビ側へのシートインサート成形です。
顧客の求める特徴は、コントロールスイッチとしての耐久性とマーク（透かし）表現とヘアラインの模様です。特にヘアラインの模様に関しては、デザイナーがこだわりを持たれていました。こちらの模様を実現するため、金型へ微細加工技術を使用し、細かなヘアライン加工を施しており、成形時にヘアラインを転写させる仕様となっています。また、コントロールスイッチのマーク剥がれを防止対策として、表面のシートフィルムの裏側から印刷していることで、マークが消えてしまうことがない仕様としています。この部品では、黒表現となっていますが、フィルムの印刷色を変えることでのカラーバリーエーションを作成することが可能です。こちらの部品は、金型の作成を含め、60日での短納期で対応可能で、年間約50,000個ほど納品しています。